Q:口腔外バキュームはなぜ必要ですか?
A: 1980年代から日本での感染症対策が先駆的に進められ、診療時マスクと手袋の使用及び口腔内バキュームに加え口腔外バキュームの使用が診療現場でできる感染症拡散の予防手段として定着しました。 現在に至ってマスク、手袋、口腔内バキュームの使用率はほぼ100%となりましたが口腔外バキュームは導入のしにくさもあり十分に普及しているとは言えません。 現在の高度化した歯科診療では、エアタービンによる歯牙切削やレーザーメス使用時に一般的な歯垢菌の他肝炎ウィルスやヘルペスウィルスが1ミクロン以下の粉塵・粉滴に付着し診療室内を汚染します。 口腔内バキュームは診療時に発生する比較的大きな粉塵・粉滴の70~80%を除去しますが、残る20~30%の切削片はすべて2ミクロン以下の粉塵・粉滴となって診療室内を汚染します。 口腔外バキュームを使用するとその99%以上を取り除けます。 目に見えませんが導入後確実な成果として先生ご自身の健康状態でご実感いただけると思います。つまり口腔外バキュームは先生とスタッフを診療時汚染から守る必須の道具です。Q:口腔外バキュームの方式にはどのようなものがありますか?
A: セントラル配管方式と独立型バキューム方式があります。 セントラル配管方式は強力な基幹吸引モーターを院内外に配置し、設備された配管を通じて診療現場で発生する汚染粉塵を吸引除去する方式です。 一方独立型バキューム方式は各診療ユニットごとに吸引モーターを配置するタイプです。
口腔外バキュームの基本的機能は1.充分な吸引量と吸引速度で診療時発生する汚染物質を吸引し、2.汚染物質を診療室内から除去し、3.先生とスタッフを診療時汚染から守ることです。 その点で私たちは吸引力を優先したセントラル配管方式をお勧めします。 当社では3,000件を超す実績を持つスタッフがセントラル配管の設計から施行まで責任をもって行っています。